こだわりの匠:無垢の住宅づくり金沢市の新住宅

森下 棟梁

 若いころ、カメラマンに憧れた鋭い美的感覚を持つ棟梁。
 大工の兄の手伝いで始めた仕事なのだが職人芸に魅せられ、腕を磨いてきた。
「青春」が好きと照れ笑いする反面、仕事について尋ねると、せっかく建てるのだから丈夫な家に長く住んでもらいたいと力説する。安物買いは勧められない。お客様の笑顔がなによりだし、永いつき合いになるのだからと。

■棟梁のコメント
 青臭いかもしれないが長い年月をかけて手に入れた技を駆使し、手間をかけてどんな時も自分自身が納得する方法で仕上げたい。

中原 棟梁

 大工の見習いをしながら、夜間の工業高校に通い、建築士の資格も取った。強い心が仕事にも現れている。頑固な職人を想像してしまうが一緒にいると何でも話してしまう雰囲気がある。お客様には強い味方の棟梁である。
 登山が趣味の山男、頭の中をリフレッシュする為に登るようだが、つい仕事のことを考えてしまうらしい。自身が手がけた住宅の完成がイメージ通りに仕上がった瞬間、全ての苦労が喜びに変わると笑顔で話す。 

■棟梁のコメント
 スピードばかりが優先される時代に手間を惜しまず、納得のいくやり方で仕事ができるのは職人冥利に尽きる。

水上 棟梁

 好きな言葉は「一心不乱」と「ベスト(を尽くす)」だという。お父さんも大工をしていたのでこの仕事にはごく自然に入ったそうだ。普段の棟梁は、ちょっとシャイだが親しみやすく、なんでも話せる兄貴的存在だ。だが、いったん道具を手にすると別人のようになる。妥協を許さない姿勢には、本当に頭が下がる。一方で、スポーツ万能で、スキーは相当の腕前らしい。仕事にもスポーツにも凝り性なのだと納得できる。

■棟梁のコメント
 仕事中は、ピンと糸が張り詰めるほど集中してますね。材料には傷を付けないように、いつも細心の注意を払っています。うまく仕上がったときはやっぱりうれしいですね。施主さんの喜ぶ顔を見ると、本当に良かったと思います。

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